FXを始める人がスタートするまでに必要なこと
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海外FX会社一覧比較, 海外FXのQ&A 初心者, 海外FX会社
目次/もくじ
この記事にアクセスしたということは何かしらの理由で「FXを始めてみよう」と思っている方かと思います。”FXで稼ぐ”という目的を達成するには、とにかくトレードするところまでたどり着かなくてはなりません。
実際スタートさせるまでに必要なことはほんの少しです。
ネットFX会社も乱立から早10年が経ち、本当に簡単な数ステップでFXを始められるようになりました。
- FXの大枠を知り、
- FX会社を選び、
- 口座を開設し、
- 入金し、
- トレードする
これだけでかんたんにFXを始められます。
FXをスタートするために
初心者のためのFXの大枠(株との違いとか)
だいたいわかっている方は読み飛ばしてください。
株とFXはよく比較されますが、そもそもFXがFXたる所以(ゆえん)にはいくつか特徴があります。
まず、FXは取引対象が為替(アメリカドルや日本円やユーロなど)であり、各国の通貨がトレード対象です。
それに対して株取引の場合は、会社の株式が取引対象です。
また、FXは差金決済取引なので、“売り”からスタートすることができます。
株の場合は原則として買いからスタートになります。(※信用取引であれば売りからもできます。)
また、FXはスタート資金が少なくても大丈夫です。1万円あればFXトレードを始められます。対して、株取引の場合は基本単位が100株の場合がほとんどなので、数十万円~ないと好きな銘柄をトレードすることができません。
FXでは取引量のことを”ロット(Lot)“と呼び、基本的には0.01ロットからトレードを始めることができます。この場合、勝っても負けても数十円~数百円の損益です。
また、FXは一日の間に何度でもトレードできます。
実は株の場合、一日の中で同じ銘柄を何度も買ったり売ったり取引することは制限されています。
一方、FXの場合は数秒単位でのトレードも可能です。
- 買いからも売りからもトレードできる
- 必要資金が少なくてもいい
- 一日の間に何度もトレードできる
この3つがFXの大きな特徴です。
チャートを予測する
ここでちょっと実際にFXチャートを見てみましょう。
この後、上がるでしょうか。下がるでしょうか。予測してみてください。
直感で構いません。
正解は上昇でした。
もう一ついってみましょう。
下のグラフはこの後どうなるでしょうか。
これも直感で構いません。
正解はこれも上昇でした。
今回はたまたまどちらも上昇でしたが、同じようなグラフを描きながら下落する場合ももちろんあります。100%予測を的中させることは不可能なので”勝ったり負けたり”を繰り返しながら最終的にはプラスにできれば万々歳(ばんばんざい)です。
FXのほんとうに基本的な用語3つ
スプレッド : 買値と売値の差のことです。実は為替チャートでは買うときの値段と売りのときの値段が違います。実質的な取引にかかる手数料になります。スプレッドが小さければ小さいほど手数料が小さくなります。
レバレッジ : 入金した金額以上の取引をするための倍率のことです。レバレッジが2倍なら、10万円の入金で20万円分のトレードができるということを表します。国内のFX会社は25倍、国外のFX会社は400~500倍が一般的です。レバレッジが大きければ大きいほど、少ない資金で大きな金額を動かせます。
ポジション : トレードの注文をだして、オーダーが出ている状態を指します。利益が未確定の状態を指します。
とりあえず、この3つを覚えておきましょう。その他の細かい用語はまた今度。
FXと外貨預金の違い
FXと外貨預金は根本的にはやっていることは同じです。外貨預金は米ドルを持つことであり、国内で言えば新生銀行などでドル建ての銀行口座を開設できます。
ただし、外貨預金の場合は一度通貨を交換したら長期間そのままにすることが多いですが、FXの場合は頻繁に両替することによって利益を積み重ねるイメージです。
そのため、外貨預金口座でFXと同じようなことをやろうと思えば、できなくはありません。また、国際空港の両替所でも同じようなことが可能です。
しかし、現物の通貨の両替の手数料がFXと比べると数十倍~数百倍の違いがあります。FXであれば数円で済む通貨の両替も、実際に紙幣を両替すると何十倍もかかります。
投資目的で外貨預金を長期間保有するのであれば、同じだけの量をFXで行った方がはるかに効率的です。
FXで儲けた税金は?
FX初心者が気にする項目に税金というのがありますが、はっきり言って「捕らぬ狸の皮算用」です。FXで長期的に勝てる保証がないのに買った後の話をするのは時期尚早(しょうそう)です。
「FX 税金」で検索すればFXの税金に関する記事はいくらでも見つけられますので、FXで安定的に勝てるようになってから、あるいは、大勝ちすることができてから税金の心配をしましょう。
数万円程度の儲けであれば税金の金額もたかが知れています。
はじめての口座開設に必要なものは?
口座開設には、本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)と住所確認書類(公共料金の請求書、住民票の写しなど)の2つがあればOKです。
それぞれの書類をスマホで撮った写真で大丈夫なので、サクッと完了できます。
業者によっては運転免許証などの住所欄で住所確認もOKしてくれるところもあります。
初心者が選ぶべきFX会社
FX初心者には、初心者向けのFX業者がおすすめです。初心者向けのFX会社ではサポートもしっかりしていますし、サイトデザインも分かりやすいので、感覚的にFXを始められます。
XM(エックスエム)
初心者ならまず誰しもがここからスタートする、といっても過言ではないFX業者です。広告もあちこちに出しているので、どこかで目にしていると思います。
ゼロカットという、残高がマイナスになってもゼロに戻してくれるサービスがあります。(海外FX業者は例外なくゼロカットありますけどね。)
金とかインデックスとかもトレードできます。FXで上手くいかなくても他の相場でチャレンジすることが可能です。(金などは為替と性質が大きく違います)
ウェビナー(オンライン上の講座・セミナー)なども充実しており、ただでセミナーを見ることができます。
プラットフォームはMT4、口座タイプはスタンダードにしましょう。
※マイクロ口座だとあとあと困る可能性があります。Zero口座は取引対象が狭くなります。
口座通貨はJPY(日本円)にしましょう。それ以外の通貨だと入金する際に両替手数料を取られます。レバレッジは大きくて困ることはないので、最大の888が一番良いです。
途中、財務情報に関するアンケートのようなものがありますが、それはそのFX会社を監督する機関(日本で言うところの金融庁)が義務付けているものです。気張らずに回答しましょう。
AXIORY(アキシオリー)
海外でも展開していますが、日本でもFX業界では有名なFX業者です。サポートの質で言ったら、少なくともトップ3には入ると思います。
レバレッジ、スプレッドがそこそこの水準ありつつ、ビットコインの入金、出金どちらもできるというのが意外と他にない特徴だと思います。
口座開設の途中で下記のようなアンケートがありますが、心当たりがない場合はどちらも「いいえ」です。
レバレッジ選択は400、プラットフォームはMetaTrader4、アカウントタイプはStandard(スタンダード)、通貨はJPY(日本円)にしましょう。一番オーソドックスな選択で汎用性があります。
口座タイプは何を選べばいい?
近年、多くのFX会社ではさまざまな口座タイプを用意しています。よくあるのは、総合点が高いスタンダードな口座です。FX会社がデフォルトで用意している口座で、大抵のトレードはこの口座があれば間に合います。
それ以外の口座は何かしらに専門特化した口座だとお考え下さい。
例えば、実質的な取引手数料であるスプレッドがとても狭い口座(その代わりに取引手数料を別取りする。また、トレードできる通貨ペアや商品が減る)などがあります。
他にも仮想通貨トレードに特化した取引口座なども用意されている場合があります。これらの口座は、一つのFX口座のアカウントで複数作成することが可能ですので、口座開設時に焦る必要はありません。
後で必要になったら追加口座として新たに取得することができます。
まずは、初心者はスタンダードな口座を選択しましょう。
取引をスタートするために
MT4? MT5? 初心者が選ぶべき取引プラットフォーム
ちょっとFXについて検索すると「MT4」という単語をチラチラ目にすると思います。MT4はFX業界で広く普及している汎用型の取引プラットフォームです。多くのFX業者で同じプラットフォームを採用しているので、一回MT4に慣れてしまえば、他のFX業者への移行もかんたんです。
このMT4という4という数字ですが、かつてはMT2やMT3もありました。もう10年以上も前の昔の話です。MTはMetaTrader(メタトレーダー)の略で、そのバージョンが現在4な訳です。
MT5というMT4の後継機もありますが、MT4の出来があまりに良すぎたために誰もMT5に移行していないという状態が10年続いています。(つまり、MT5がMT4の後釜として発表・リリースされてから10年以上経過しているにも関わらず、FX業界ではMT4が使われています。)
MT4の外観
MT4は何でもできる取引プラットフォームですが、初心者には機能が多すぎて最初は”酔う”かもしれません。
MT4の詳しい使い方についてはこちらで特集していますが、初心者が見るべき項目はそれほど多くありません。
FXはスマホでもできる
FXを始めるにあたってパソコンを購入する必要はありません。スマートフォーンがあればiPhone, Android問わずFXトレードを始めることが可能です。
MT4を採用しているFX業者であればスマホ版のMetaTrader4をダウンロード、インストールすることによってスマホでも取引口座にログインできます。
稀(まれ)に、スマホ版のMT4に対応していないFX業者もごく僅かありますが、初心者向けのFX会社であれば対応しています。
MetaTraderの見た目は大きく変わり、操作方法もパソコン版とは大きく変わりますが、スマホに慣れている人にとってはこちらの方が使いやすいはずです。
FXを始めるために専用のパソコンを買うべきか
FX用に専用のパソコンやディスプレイを購入する必要はまったくありません。もともとパソコンをお持ちであればそれを利用すればOKです。パソコンがない場合でもスマートフォンがあれば問題ありません。
「ハイスペックなコンピュータを使った方がFXで勝てる」ということは一切ありません。
勝てるかどうかは最終的にはエントリーのタイミングと決済のタイミングだけで決まります。ネットワークに繋がった最低限のコンピュータがあればFXで取引をはじめることができます。
プラットフォームの言語を変える方法
FX業者によっては初期設定が英語になっている場合があります。
まずはMT4を日本語にしてみましょう。
左上の「View」から「Languages」を選んで、「Japanese」を選択するだけです。
押すと、こんな画面がでてきます。
「言語を変えるにあたって、再起動が必要です」というメッセージです。左の「Restart」ボタンを押しましょう。
取引口座にログインする方法
MT4の様々な機能を使うにはMT4上で取引口座にログインする必要があります。
左上の「ファイル」を選択して「取引口座にログイン」を押します。
すると、ログイン情報を入力するウィンドウが表示されるので、口座番号、パスワードを入力し、サーバー情報を選択します。これらの情報はFX会社で口座開設をした際に通知されます。
ドル円チャートを表示する
MT4をインストールした直後にドル円チャートがすでに表示されている場合はそのままそのチャートを使って大丈夫です。もし、MT4を立ち上げてドル円チャート(USDJPY)が表示されていない場合の対処についてご説明します。
まず、MT4の左上の「表示」から「気配値表示」を選択します。
すると、MT4のどこかに通貨ペアのリストが表示されます。
そしたら、USDJPYの上で右クリックを押して「チャート表示」をクリックします。このとき、USDJPYのあとにUSDJPY-cdやUSDJPYmなどのような文字がついていることがありますが、無視して結構です。
クリックすると、ドル円チャートが表示されます。
このままでは見づらいので、チャートウィンドウの左上の”USDJPY”の箇所をダブルクリックするとウィンドウが大きくなります。
チャートの時間軸を変える方法
MT4でチャートの時間軸を変えるには、MT4の上部にあるM1,M5,M15,M30,H1,H4,D1,W1,MNをクリックするだけです。
チャートの縮尺が遠い場合は、虫眼鏡マークで拡大縮小が可能です。
チャートをロウソク足チャートに変える
MT4はデフォルトではチャートがロウソク足になっていません。MT4上部のロウソク足マークをクリックすると、ロウソク足チャートになります。
新規に注文するには
MT4ではさまざまな注文が可能ですが、最もシンプルな成行(なりゆき)注文についてオーダーできるようにしましょう。
チャート上で右クリックすると画像のようなメニューが表示されます。その中にある「ワンクリックトレード」を選択しましょう。
すると、チャートの左上に買いと売りのボタンが表示されます。
中心の数字は取引量を表します。デフォルトの1.0では大きすぎるので、0.01に変更しましょう。
初回だけ注意事項が記されたウィンドウがでますが、左下のチェックボタンに☑を入れてOKを押せば大丈夫です。
FX初心者から初級者になるために
1分足? 日足? 時間足? 初心者が選ぶべきは
FXチャートにはチャートの棒一本一本の期間を変えることができます。
EURUSD 1分足チャート
一本が1分の場合は1分足チャート、一日の場合は日足(ひあし)チャートです。
横軸の時間が大きく変わります。
EURUSD 日足チャート
これは日足チャートです。見ての通り、1分足チャートも日足チャートもぱっと見では区別することができません。下の時間軸をみることで、どの時間軸なのかを確認することができます。
短期トレードと長期トレード
FXでは、オーダーを頻繁に出す短期トレードも可能ですし、オーダーを数日、数か月単位で保有する長期トレードも可能です。短期トレードは、デイトレードやスキャルピングなどと分類され、中期トレードはスイングトレードなどとも呼ばれます。
厳密に、期間の区切りがある訳ではありません。
ただし、
1~5分以内の取引はスキャルピング、日中に取引が終了する場合はデイトレード、日をまたぐ場合はスイングトレードと呼ぶことが多いです。
FXで超長期トレードをすれば外貨預金と同じような状態にすることも可能です。
逆にコンマミリ秒で取引が終了するような超高速取引はHFTやアルゴトレードなどと呼ばれますが、手動トレードではなく機械を使って行うトレードなので初心者には無縁の世界です。
FXトレードができる日、時間帯は?
FXは月曜日の朝から土曜の早朝までトレード可能です。土日はトレードできませんが、平日の深夜はトレード可能です。
株の場合は、平日の午前9時~午後3時までの非常に短い時間ですが、FXはその何倍ものトレードできる時間があります。
FXなら仕事前にトレードするも良し、仕事の休憩時間にトレードするも良し、帰宅後に本腰を入れるも良しです。
トレードするべき時間帯は?
実は為替相場は日本時間で言うところの深夜帯が活発的に動く時間帯です。逆に、日本で陽が出ている時間帯はあまり相場が動きません。これは世界中のトレーダーが動かしている資金の量がアメリカ人やヨーロッパのトレーダーの方が多いことが要因です。
ただし、日本時間の午後12時~13時は、お昼休みの人が多くその時間帯にFXトレードをする人が大量にいます。そのため、この一時間だけはドル円が良く動くという特徴があります。
海外では、この不思議な現象の原因が当初不明でしたが、日本人がお昼休みに一斉にトレードしているということが判明して、そういった日本人のことを”キモノトレーダー”と呼びました。
ともあれ、時間帯によって超劇的に相場が変わる訳ではありません。FX初心者であれば、やりやすい時間帯、好きな時間帯に自由にトレードして構いません。
ドル円? ユーロドル? 初心者はドル円で
FXには世界各国の通貨ペアの組み合わせがあります。アメリカドルと円ならUSDJPY、ユーロとドルならEURUSD。
どんなに通貨ペアが少ないFX業者でも21種類以上の通貨ペアがあります。
ただし、USDJPYはあってもJPYUSDはありません。必ず通貨ペアの順番は決まっています。
それぞれに通貨ペア毎の特徴がありますが、FX初心者はよく知っているドル円(USDJPY)から始めてみましょう。流動性が高く、素直な動きをする通貨ペアチャートと呼ばれています。
ロング? ショートとは
トレードの世界では買い取引のことをロング、売り取引のことをショートと呼称します。
買いポジション=買い取引=ロング
売りポジション=売り取引=ショート
です。
買いトレードはロング(長期で)、売りトレードはショート(短く)と覚えましょう。
これは実際チャートの性質にもあるもので、価格が上昇するときは時間をかけてゆっくりと、価格が下がるときはあっという間に一瞬で下がるという傾向があります。(リーマンショックやスイスフランショックが典型例です。)
順張り? 逆張り?
チャートの価格が上がって、そこからさらに上がることを見越して買いトレードをすることを順張り(じゅんばり)、
チャートの価格が上がって、今度は逆に下がることを見越して売りトレードすることを逆張り(ぎゃくばり)と言います。
流れが発生した場合にその流れに準ずる方向にトレードするのが順張りで、反転する方向にトレードするのが逆張りです。
株トレードの場合は順張りが一般的ですが、FXトレードの場合は逆張りが一般的です。
これは株とFXの対象の性質が違うことに由来します。株の場合は、価格が上がることが本来期待されていますが、為替レートの場合は、ある一定の価格帯で収まるように推移することが期待されています。
そのため、FXの場合は価格が移動し過ぎないように調整する動きが入ります。
トレンドとレンジ
株やFXなどのトレード全般の用語です。トレンドとは、価格が一定方向に推移している状態を指します。逆に、レンジは価格が上がりもせず、下がりもせずにふらふらしている状態のことを指します。
トレンドは上がっている場合でも下がっている場合でもトレンドといいます。上がっている場合は上昇トレンド、下がっている場合は下降トレンドです。
また、レンジはヨコヨコなどとも呼ばれます。
一般的に、トレンド相場では順張り手法が有利で、レンジ相場では逆張り手法が有利です。
裁量トレード と システムトレード と 自動売買
トレードには、裁量(さいりょう)トレードと自動売買があります。手動で注文を出し、取引をするのが裁量トレードです。一方、トレードを自動化してプログラムに行わせるのが自動売買です。
自動売買は人間が寝るような時間帯でもトレードをしてくれるというメリットもありますが、良質な自動売買プログラムに巡り合う確率が非常に低い、というデメリットもあります。
また、あらかじめ決められたルールに則って(のっとって)トレードする方法をシステムトレードと言います。システムトレードそれ自体には裁量トレードの場合もあれば、自動売買の場合もあります。裁量トレードでも、決められたルールに沿ってトレードをしていれば、それはシステムトレードです。
本当にFX初心者の方であれば、まず裁量トレードから始めましょう。
テクニカル分析? ファンダメンタルズ分析?
トレードをする前の分析手法として大きく二つあります。チャートの図形的、数値的な分析を行うテクニカル分析と、世界情勢や政府発表のニュースをもとにした分析のファンダメンタルズ分析です。
テクニカル分析のイメージ
テクニカル分析のイメージとしては、チャート上(グラフ上)にさまざまな分析ツールを表示するやつです。システムトレードや自動売買で一般的に使われる分析手法です。
有名なものでは、移動平均線やMACD, RSI, ボリンジャーバンドなどがよく使われます。
テクニカル分析はチャートそのものを分析するので、短期トレードでも長期トレードでも使えます。
一方、ファンダメンタルズ分析は世界のニュースをもとにしたトレード分析手法です。
代表的なものはアメリカの雇用統計(毎月第1金曜日)があります。この発表のタイミングでは為替が大きく動くので、トレードチャンスのタイミングとして注目されます。
また、国内のニュースとしてはGDPの発表や日銀の会見、短観などがあります。
ただし、為替に大きな影響を与えるニュースは多くないので、基本的にはファンダメンタルズ分析は長期トレード向きです。
初心者は勘でトレードしてもいい
FX初心者のうちは「まずFXを始めること」が最優先です。ニュースをもとにトレードしようとすると口座開設をしてから何日も待つ必要があります。そうなってしまうと、せっかくの”FXを始めてみよう!”という熱意が冷めてしまうかもしれません。
トレードロット(取引量)さえ間違えなければ、かりに失敗したとしても数十円~数百円の勉強量で済みます。まずは、FXを始めること、FXに慣れることを主軸において、”勘”とビギナーズラックに期待してトレードしてみてください。
初心者のためのFX用語2
オーダー : 取引を開始することを指します。また、取引の注文そのものを指すこともあります。
成行注文(なりゆきちゅうもん) : 最も一般的なトレードの方法です。時間を最優先してすぐにトレードを実行させます。
指値注文(さしねちゅうもん) : レートを優先させたトレードの方法です。指定したレートで取引注文を出します。レートを優先しているのでいつまでたってもトレードが実行されないことがあります。初心者はまず成行注文だけにしましょう。
約定(やくじょう): 指値注文の際に注文したトレードが実際に実行されたことを指します。成行注文では注文は即座に約定します。
決済(けっさい) : 取引を終了することを指します。「ポジションを決済する」という言い回しでよく使います。
ポジション : 約定したオーダーのことを指します。指値注文などの予約注文では約定するまではポジションとして扱われません。損益が確定していない状態の取引のことを指します。
ストップロス : 注文した取引の許容できる損をあらかじめ設定しておいて、そのレートまで価格が悪い方向に推移したときに自動的に取引を終了させる仕組みのことです。損切(そんぎり)ラインとも言います。
テイクプロフィット : ストップロスの逆で、注文した取引がある一定の利益まで膨らんだときに、そのレートまで価格が推移したら自動的に取引を終了させる仕組みのことです。利確(りかく)、利確ラインとも言います。
トレーリングストップ : オーダーが約定して、その後、価格が有利な方向に推移した際にストップロスをスライドさせる手法のことを指します。順張りの手法と一緒に使うものです。逆張りの手法と使うと損ばかりになります。
初心者が使うべきテクニカル分析指標
テクニカル分析に使われる指標は数百以上ありますが、一般的に使われているテクニカル指標は10個もありません。また、感覚的直観で使えるものは3つ程度に絞られます。
移動平均線
直近のレートを平均して、それを連続させた線にしたものです。もっともかんたんなものには単純移動平均線があります。他にも移動平均線の亜種・兄弟線がありますが、初心者は単純移動平均線のみで十分です。
最もシンプルなテクニカル指標ですが、シンプルがゆえに様々な使い方ができる最強のテクニカル指標でもあります。多くの応用テクニカル指標は移動平均線をもとに開発されているものが多く、テクニカル指標の王様とも言えます。
二つの移動平均を表示させて、そのラインのクロスを使ったトレードもあります。上向きのクロスをゴールデンクロス、下向きのクロスをデッドクロスと呼びます。一般的には、ゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売りが行われます。
RSI
RSIはメインチャートの下にサブウィンドウで表示されるテクニカル指標です。縦軸に30と70のラインがあり、30ラインを下から上にクロスしたときに買い、70ラインを上から下にクロスしたときに売りのタイミングです。
FX初心者はまず移動平均線に挑戦しましょう。
MT4のインジケーターとは?
MT4には、テクニカル指標の応用版としてインジケーター(Indicator)というものが存在します。インジケーターはMT4のチャート上にセットすることによって、売買のサインを表示してくれたり、複雑なテクニカル分析の代行をしてくれます。
移動平均線やMACDもインジケーターの一種ですが、市販されているインジケーターは売買サインの表示をするものがほとんどです。
ただし、自動売買ソフトとは異なり、自動でトレードはしてくれません。サインが表示されたら手動でトレードをする必要があります。
売買のサインを表示するインジケーターの場合、中でどのような分析・計算がされているのかわからず、トレーダーのトレードスキルが蓄積しにくいというデメリットがあります。そのため、勝っても負けてもなぜ勝ったのか、なぜ負けたのかを分析することが困難です。
初心者にはオススメしません。
FXの自動売買ソフトってどうなの?
本当にFXの初心者であるならばオススメはしません。FX業界ではMT4用の自動売買プログラム、通称EA(エキスパートアドバイザー)が高額で販売されているケースがありますが、本当に優良なシステムにお目見えすることはまずありません。
1回、勉強代として1~2万円程度のものを試しに購入するくらいであれば良いですけどね。
ただし、自動売買プログラム、通称EAはだれでも独自に開発することが可能です。
詳しい開発方法についてはこちら。入門者のEA自作のための作り方講座(MQL4/MT4)
自身で開発するのであれば、プログラミングスキルも増えますし、様々な検証なども行えるのでオススメです。
FXの勉強をどこでするか
トレード全般をはじめとしてFXにも言えることですが、多くのトレーダーにとって必読の教科書や授業と言うものは存在しません。スクールやセミナーに行ったからといってトレードで優位になる訳でもありません。(むしろ、怪しいセミナーのカモになる可能性が高いです。)
ほとんどすべてのトレーダーがオンラインのWEB検索で情報収集を行っています。その情報の中で確からしいものを積み重ねていくことでしか知識を蓄えることができません。
また、数年たつとそれまでの常識やセオリーが一変することも良くあります。
例えば、数年前までは米国雇用統計でドル円が急激に変位した場合、その方向に順張りすれば勝率が高いという認識が広くありましたが、ここ最近では米国雇用統計そのものの影響に懐疑的な面も増え、急激な変位を埋める動きが多くなっています。
また、日本円やスイスフランは安全通貨として、世界情勢が不安定なときに買われる傾向がありましたが、2020年のコロナショックではアメリカ株の暴落の追証を払うため日本円が売られ、ドルが買われるという、セオリーと真逆の動きがありました。
そのため、出版から数年もたっている書籍の場合、そういった情報自体が古い可能性があります。
仮想通貨トレードとFX どっちがいいの?
2017年のビットコインバブルで相場参加者が急激に増えた仮想通貨ですが、どちらも同じようにトレードすることができます。仮想通貨の場合はレートの上げ下げが激しいので、大きなトレードチャンスがあると言えますが、スプレッドが広かったり取引手数料が高いというデメリットもあります。
また、仮想通貨業界そのものに未成熟な点もあり、レートがおかしな表示をしたり、注文が通らなかったり、ハッキング被害にあったりという可能性もあります。
一方、FXの方が業界がスタートしてからの期間が仮想通貨業界よりも長いので、安定性が高いと言えます。しかし、過疎移すかよりもレートの上げ下げが小さいので、レバレッジを掛けたトレードをするのが一般的です。
ビットコインをはじめとした仮想通貨は将来的に値上がりが期待されているものなので、現物の仮想通貨を長期で持ち続けるという選択肢を取った方が良いです。
逆に、頻繁に取引をして「トレーダー」として活動するのであればFXや株の方が優れています。
条件付きのFX必勝法
トレード界隈には理論上は必勝法の方法がいくつかあります。
一つ目はマーチンゲールです。通称”破産者のロジック”です。トレードを1回行い、もし勝ったらそのまま同じトレードを繰り返し、もし負けたら取引量を2倍にします。
もし2回連続で負けたらまた取引量を2倍にします。もしそこで勝つことができたらこれまでの損失はカバーすることができます。
もし3回連続で負けたらまた取引量を倍にします。
これを延々繰り返します。
取引可能な資金量が膨大な場合は絶対に負けることがない必勝法です。
また、さや取り、通称アービトラージという手法も存在します。
FXは株取引と異なり、東京証券取引所のような場所に集まって取引をしているわけではありません。世界中の大手銀行が勝手に両替を繰り返しているだけです。
そのため、世界中の銀行の為替レートには微妙なズレが発生します。それを利用したトレードがアービトラージです。
FX業者の上にはリクイディティプロバイダと呼ばれる大手銀行があり、そこで為替の適正な価格設定が行われています。もしそのリクイディティプロバイダが異なれば、その配下であるFX会社のレートにもズレが生じます。
レートが安いところで買い取引をし、レートが高いところで売り取引をすれば、その差分だけ利益を積み重ねられるという代物です。
ただし、これは機関投資家、あるいはさまざまな研究や検証が必要な上級者向けの手法です。
初心者向けFX会社と上級者向けFX会社の違い
初心者用と上級者用で何が違うのかというと、上級者向け海外FX業者の場合、日本語表記がなく英語のみであったり、cTraderやMT5,APIなどのプラットフォームを採用していたり、最低入金額が高かったり、ウェビナーがない会社です。
逆に言うと、初心者向けの海外FX業者では、オンライン講座(ウェビナー)があったり、ボーナスキャンペーンがあったり、日本語サポートがしっかりしている会社です。
海外FX業者でも日本語対応している
海外FX=英語ができないとダメと思ってしまいがちですが、日本語に対応している海外FX業者は多数あります。
その海外FX業者が日本語対応か否かを判断する場合、まずサイトの言語をチェックしてみてください。サイトそのものが日本語で表示されている場合や、言語一覧に日本語がある場合は対応しています。
ただし、ツールを使って日本語にしている場合もありますが、日本人ならその違和感が一発で分かると思います。逆に違和感がない場合は日本人の翻訳家か日本語サポートスタッフがいます。これは日本語の特性というかメリットでもありますね。
場合によっては日本語対応は時間帯の制限があります。
そもそも、なぜ海外FX業者は日本語サポートするのか
日本人はあまり気づいていないことが多いですが、実は日本人の資産レベルは世界全体の中ではかなり大きい部類に入ります。今でこそGDP3位ですが、かつてはGDP1の国でもあり、一人一人の所得も高い傾向があります。
日本でも格差が広がりつつありますが、それでも一億総中流の時代の流れもあり、”ハズレを引きずらい”マーケットでもあります。
要するに、発展途上国で低所得のトレーダーをターゲットにするよりも、日本人をターゲットにした方が効率が良いという訳です。
また、アメリカやカナダやオーストラリアほど規制も厳しくないので、言語の問題さえクリアすれば日本はFX業者にとって良いマーケットということになります。
日本語対応の海外FX業者 vs 国内のFX業者
国内のFX業者を選ぶという選択肢ももちろんあると思います。しかし、よく言われるように、
- ・レバレッジが最大25倍
- ・国内でも口座凍結や出金拒否はある(DMMとか有名)
- ・ノミ業者
- ・追証が発生する
という欠点もあります。海外のFX業者も欠点がない訳ではありませんが、国内の理不尽な規制は受けないので、比較的自由にトレードが可能です。
サイトの日本語はわざと変にしていることもある
海外FX業者の中には、WEBサイトの日本語ページをなくしたり、わざと機械翻訳のような日本語にしていることがあります。
これは日本の当局に対して「うちは日本人に対して実質的にサービス展開していませんよ~」というメッセージです。
あるいは、
「日本語表記もあるのは機械翻訳の言語選択に制限を付けていないからですよ~」という予防線です。
基本的には、問い合わせの際やライブチャット、の際にはちゃんとした日本語サポートしてくれます。
(中には本当に日本人がいなくて、機械翻訳だけの海外FX業者もあります。)
こちらは属性でまとめた一覧の一覧です。
初心者向けの海外FX業者では、入金ボーナスキャンペーンやオンラインセミナーなどを開催していますが、その分、スプレッドや取引手数料などは高くなる傾向があります。(コストが余計にかかる分当たり前ですが)
ただし、初心者向けの海外FXでも、上級者の方もそのまま使えるFX業者も多数あります。
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コメント
横瀬兼元さん、こんにちはguntakaと申します。初めての問合せです。
「MT4EAを実際にデコンパイルしてみて、対策を考える」、大変興味深く拝見しました。
この例で使われている MACD.ex4はbuild610 以降のex4でしょうか?
もしそうならbuild610 以降のex4 でも逆アセンブルできるということになります。
もし教えて頂けるならそのとき使ったCの逆アセンブラのメーカー名製品名、バージョン
などを教えていただけないでしょうか?