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自動売買における仮想ストップロス、仮想テイクプロフィットの概念と意味

公開日: : 中級者EA開発 ,

Originally posted 2018-10-17 10:41:32.

最近の自動売買系の論文やコードを読んでいると「仮想ストップロス」、「仮想テイクプロフィット」という概念が出てきます。これは何のことを表しているのかというと、決済におけるストップロスやテイクプロフィットを予め予約注文としてFX業者に送信しておくのではなく、現在レートが決済予定レートになったら自動売買ソフトが成行で決済をするという機能です。

これはそもそも何のための機能かというと、FX業者のレート不正操作が疑われる場合にポジションの決済を操作されないようにするためという意味合いがあります。

ストップロスやテイクプロフィットを予めFX業者に送信すると、FX業者から見るとその決済予定価格は丸見えになります。ノミ業者の場合、トレーダーの利益=FX業者の損失になるので、FX業者としてはトレーダーに常勝して欲しくないという前提があります。

そのため、一時的にレートを操作してプラスで終わるはずのポジションをさっさと決済させてしまうという悪行をする訳です。この業界に入ったばかりの方は「業者がそんなことをするわけがないだろう」と思うかもしれませんが、FX業界ではよく行われてきたことです。

それに対抗する手段として出てきたのが、「仮想ストップロス」、「仮想テイクプロフィット」という訳です。

最近の海外EA(特にMQL5派生のEA)の場合には、この機能がついているかもしれません。ただ、この機能もメリットばかりではなく、
・成行決済なのでスリップが発生する
・何かの障害でEAが停止していた場合決済されずにポジションが残り続ける可能性がある
というデメリットもあります。

「Virtual StopLoss」というパラメータが出てきたら、「そういう背景があるんだなぁ~」くらいに思っといてください。

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コメント

  1. EAが10000行越えになってしまった人 より:

    ヴァーチャルストップを常に使っていますが、DD業者だけでなく、むしろSTP業者がスプレッドで儲けているわけなので、スプレッドが広くなった時にオーダーしないために使っています。
    本来 OrderSend にスリッページだけでなく、スプレッドの制限値をかけてストップオーダーできるようにMT4が実装して欲しいものですが、それ以外のやり方があったりするのでしょうか?

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