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仮想通貨アービトラージに取引所間の送金は必ずしも必要ではない

ここまで話を進めてきていまさら~な感じもするのですが、そもそものところで誤解があるようなので、アービトラージの基本ロジックについて説明したいと思います。

一口にアービトラージといってもいろいろな種類があり、”さや”が発生するところでその差を取りに行けば広義にアービトラージです。

仮想通貨の取引所間アービトラージの場合、送金が必要だと思われている方がいますが、必ずしもそうではありません。

これは、2つの取引所のレートの上下関係が入れ替わるか入れ替わらないのかによって決まります。

ケース1 2つの取引所のレートの上下関係が入れ替わらない、かつ、同じくらいにもならない場合

現物でこのケースは遭遇したことがないのですが、このパターンの場合、取引所間の送金が必要です。レート差が入れ替わらないということはアービトラージを行うとトレードする資金がなくなった時点でプロセスが止まってしまうので、送金を行わなければ次のアービトラージができません。

しかし、送金にも手数料やタイムラグがあるので、送金する仮想通貨はアービトラージに使っているコインとは別にリップルやブロックチェーンに詰りのない仮想通貨にすることをオススメします。

(ビットコインでアービトラージをしている場合、送金はリップルやUSDTに変えて行うといいですよってことです。)

※上下関係が入れ替わらない例としてコインチェックのレバレッジレートとビットフライヤーのFXレートがありますが、そもそもこの二つは現物ではないので送金うんぬんの話は関係ありません。

ケース2 2つの取引所のレートの上下関係が入れ変わらない、かつ、同じくらいに縮まることがある場合

国内の取引所でよくあるパターンです。この場合、レート差が開いたタイミングでアービトラージを行い、レート差が縮まったタイミングで逆のトレードを行います。

レート差が縮まったタイミングでは損益がほぼ0になるので、アービトラージのタイミングの利益だけが加算されていきます。

これを繰り返すことにより送金をすることなく、アービトラージを繰り返すことが可能です。

ケース3 2つの取引所のレートの上下関係が変わる場合

海外の取引所ではこのパターンが多いです。このケースでは、レート差が開いたタイミングでアービトラージをし、レートの上下関係が変わって、またレート差が開いたタイミングでアービトラージを行います。

どちらのトレードでも利益がでるので、効率はかなりいいです。

しかし、レートの上下関係が入れ替わるということは、それだけレート差の絶対値が広がりにくいということでもあるので、アービトラージを発動するレート差設定は必然的に小さくなります。

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