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【MQL4】外部ソフトなしで稼働するコピートレードツールを作る。その⑦

前回は、コピー先でエントリーするところまで行ったので、今回は決済処理をします。
決済は「ファイル関数から取得した文字列に既定のトレード情報がなくなったら」決済とします。

感の良い方はお気づきだと思いますが、これ、結構危ういです。

というのもファイル関数がファイルの取得に失敗した場合、返り値が””になって、全決済してしまう可能性があるからです。(実際にはないです。)

これを回避するにはファイル関数の参照エラーをきっちり分けてやればOKです。

つまり、

パターン1:ファイル関数が正常に作動し、トレード情報がまだある状態
パターン2:ファイル関数が正常に作動し、トレード情報が消えた状態(決済)
パターン3:ファイル関数が失敗した場合(エラー)

パターン2とパターン3をちゃんと区別して書けば、万事OKです。

話が少しそれるのですが、多くの開発業者が決済の際にfor文とOrdersTotal()を使っています。

しかし、これってちょっと怖くないですか。

OrdersTotal()は現在保持しているオーダーの総数です。しかし、そのfor文の中でオーダーを決済してしまえば、OrdersTotalの数が変わります。

すると、for文が本来回るはずだった回数が減っていき、ポジションの番号の順番も変わる可能性があります。

おそらくこの記述でうまくいっているということはRefreshRate()するかOnTickから一度抜け出すまではOrdersTotalに入っている値が変わらないということを利用しているのでしょう。

しかしそれをわざわざするなら、決済するべきオーダーのチケット番号を一度保管して、for文を抜けた後に決済処理した方が安全です。

(と言いつつ、forとOrdersTotal使うんですけどね)

話を戻します。

注意するべきは、業者によってオーダーコメントに変な文字列が追加されるケースがあることです。

例えばオーダーコメントを”at12345678″としたつもりでも、
業者側が勝手に”at12345678tp”のようないらない文字列を付け足すことがあります。
(タイミングはまちまちです。)

そのため、
if(オーダーコメント==調べるチケット番号)
としてしまうと、正常に処理されない可能性があります。

ここはStringFindを使って、オーダーコメントの中に指定のチケット番号が”含まれているかどうか”
を使いましょう。

if(StringFind(オーダーコメント,調べるチケット番号,0) > 0 )
です。

検索文字列が見つかった場合、その文字列の位置を返すので、0以上の場合は合致ということになります。

もし最後まで合致しなければコピー元がポジションを決済したということになり、オーダーを決済します。

これでコピーツールの全体が終わりました。次回は全体のコードとそれぞれのケースについて考察します。

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