第14回:MarketInfoでスプレッドを取得する
MarketInfoという情報屋
MQLではスプレッド、口座通貨、ストップレベルなどを取得する際に
MarketInfo
という関数を使います。
1 |
MarketInfo(Symbol(),MODE_SPREAD) |
このように書くとその通貨ペアのスプレッドを返してくれます。
(値を出力してくれます。)
単位は最小単位を整数とした値なので、
ドル円0.5pipsのスプレッドの場合は5と表示され、1pipsの場合は10となります。
ご存じのようにスプレッドはほとんどの業者で固定ではなく、
変動しています。
せっかくいいタイミングだと思っても
スプレッドが大きすぎて手数料で負けてしまう等ということもあります。
この関数を使うことでそういう際のフィルターを作ることができます。
スプレッドが2pip以上のときはエントリーしない
それではスプレッドフィルターを作ってみましょう。
現在のスプレッドはMarketInfoで取得できますが、単位に注意しましょう。
スプレッドが8未満のときにエントリーさせる条件を考えます。
1 2 3 4 5 |
int MaxSpread = 8; if( MarketInfo(Symbol(),MODE_SPREAD) < MaxSpread ) { エントリー処理 } |
これでスプレッドが広がったときにはエントリーを見送る条件文が完了です。
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